2022年01月23日
ざるそばのそばの量がわからない問題。

お正月といえばおせちですね (いまごろですか)
2016年 AERAの記事によると
「おせちに飽きたら食べたいもの」の
1位はラーメン、2位がカレーだそうです。
2018年には1位はカレー、2位がラーメン
両方ともいつも上位を占めているようです。
(2017年が気になる)
べつにお正月じゃなくてもラーメンって食べたくなるよね。
ところでラーメンとかおそばって
一人前の麺の量は決まってるんだろうか。
(こんなことを思うのは私だけ?)
ラーメン屋さんで普通の「ラーメン」を頼んで
「うわ~少ない!」とか「なんでこんなに大盛?」って
ことはあんまりない。 私はね。
一人前の麺の量が想像してるのと一致するのか
だいたい思っていたのと近い感じ。
そして麺の上にチャーシューや卵がのったり
野菜が多めなことがあったりしてまぁまぁ満足な量になる。
「ちょうどいい」か「少し多いかな」くらいが多い。
だからお店のラーメンはほとんど残したことがない。
ほとんど、というのは一度だけ残したことがあるから。
ラーメン屋さんでタンメンを頼んだ時に
いつもの「野菜がこんもり載ってくる」のを想像して待っていたら
想像の3倍はある野菜がどかっとのってて
どんぶりのふちが見えない状態で、テーブルにも
こぼれてるのが届いたときは
どう頑張っても四分の一くらいしか食べられず
おなかがいっぱいなのに
気持ちは満たされずに帰ってきたことがある。
自分では食いしん坊だと思っていたのに
この量の多さにげんなりした。
一緒に食べてた友達もいつも残さず食べる人なのに
どこを食べたかわからないくらいしか減ってなかった。
このタンメンが目の前に置かれたとたんに
「こりゃダメだ」と諦めていたのかも。
「ラーメン大盛」とか「マーボー麺」とか「広東麺」だと
通常の醬油ラーメンよりもボリュームがあるけど
それを頼むときはそういう心構えで
待ってるから、だいたい想像通りが来る。
それ以外は大体、大盛なんかにしない限り
「このくらいの量」って思った量が来てる気がする。
それに比べてざるそばの量はなかなか想像通りにならない。
お店によってずいぶんばらつきがある・・・・ように思う。
ってな話をこの前、おそば屋さんに入ったときにしたら
「へ~ あなたって時々面白いこと言うよね。
私はそんなこと思った事ない」と言ってた友達のところに
注文したおそばが置かれたら、おっきな声で
「え~~っ これ 少なくない?」と言った。
運んでくれた店員さんも一瞬固まった。
・・・・・・ぷっ 思ってたんじゃん。

こんな感じで、運ばれてきたのが
「え?」って思うくらい少ないってことは結構ある。
ざるは大きいのにおそばはちょこんと盛ってあって
あら?と思ったり
さら~っと、うすーく平らに盛ってあって
一口目を箸でつまんだとたんに
下のざるが見える。そして5口、6口くらいで
終わってしまう。
しっかりおそばの味があって腰が強いおそばだったりすると
「あ~ これなら大盛にするんだったなぁ」って思う。
いっそ、もう一枚頼むか。
でも運ばれてくるまで時間がかかりそうだし
仕事中の食事だとそんなに時間もない。
・・・・もういいか、となる。
ざるそばの「一人前」がお店によって違うのか
ちょっと小ぎれいなお店だとやけに少ないことがある。
あ、でもお店の感じではわからないか。
庶民的な作りのお店で
「これなら、まあまあの量かな」と期待してると
思いがけずちょっぴりだったりしてがっかりする。
天ぷらとかミニ丼と一緒のセットだと
おそばが少なくても気はまぎれるのだけど
なにしろ「おそばだけが食べたい」って時は
「賭け」になる。
ざるそばは、そばだけなので
カサマシになるものがないからなのかな
「もう少し多かったらいいのになぁ」 ってのは何度もある。
でも大盛を頼んだ時に限って
多すぎて食べきれない量が出てきたりして
しかもこれ、茹でたてじゃないしなって感じの
柔らかくなってる麺。
それも嫌だなぁ。
ひたすら義務のように食べなくてはいけない。
「これは絶対食べきれない、やりすぎ!」ってくらいのは
怒りさえ覚える。
テレビでよく見るような
必要以上にどっさりあるもの 器が見えないような
「インスタ映え」のために作った感の物は特に苦手。
一時期 流行ったタピオカミルクティーなんて
飲み切れもしないのに写真撮るためだけに買って
一口二口飲んだものや
半分以上も残ってる容器がゴミ箱に入りきれず
あちらにもこちらにも転がってるのをテレビで見た。
流行りだか何だか知らないけど
「すごい!」とか「かわいい~~」
なんていう写真撮るだけのものって嫌だなぁ。
猫も杓子もみんな同じような写真撮って
何がおもろいのか。
いつからこんなことになっちゃったんだろう?
競うようにタピオカミルクティーを顔の横に持って行って
ニコッと笑った写真撮って あれって
「タピオカ」を撮りたいのか
「タピオカを飲んでるかわいい私」を撮りたいのか。
インスタ映えと言えば、こんなのも嫌い

デカ盛りかつ丼 食べきれない。

デカ盛りマグロ丼 食べにくいだろうに。
マグロとごはんを一緒に口に運びたいけど
どうやってごはんまでたどり着けるんだろう?
いっそのこと、ご飯とお刺身を「別盛り」がいいのでは?
昔からある町のレストランとか定食屋の
デカ盛りって初めはちょっと普通の量じゃ物足りないだろう、って
サービスで少しずつ大盛にして
学生さんなどが喜んでくれて、どんどんエスカレートしたのかな。
初めから大盛メニューが「売り」って
場合もあるのだろうけど、
程度ってあるんじゃないかなぁ。
作ってるお店の人も「ほとんどの人が食べられないね」
「食べきった人、見たことない」なんて言ってる。
もう、「大盛の店」ってイメージが付いてしまって
引き返せないことになってしまったのか。
でもそれだけ残す人が多いなら
もう少し量を減らすとか考えないの~?
とも思う。
食べきれない量を見てふうふう苦しんでるのを見るのが
好きなんだろうか?
メニューの写真と違いすぎるのも嫌だ。

「わぁ このスーラータンメン おいしそう!」って
こんなメニュー写真を見て頼むと

こんなのが出てくるそうだ (テレビでやってた)
違いすぎだろう。
もう盛り付ける段階でどんぶりからこぼれて
下に受け皿を置いたのにそこよりもこぼれて
お盆にまで行って、お盆だけじゃなくて、さらに
外まで。あ~あ~あ~
はじめて頼んだ人は一様に驚きを隠せない。
麺類は麺にたどり着くころには
絶対、麺がビロビロに伸びてるんじゃないかな。
サービスもいいけど
麺がいい状態で提供するのも大事だと思うのだけど。
麺のおいしさを台無しにしている。
大盛が大好きな人ももちろんいるんだろうし
話の種に「すげ~大盛だった」って
写真撮ったりしたい人もいるんだろうけど
・・・・・・なんだかなぁ。
食べ物も言葉も多すぎるのも考えもの。
多けりゃいいってもんじゃない。
前に書いたか。
やりすぎ注意
数人で食べるものなら多めがいい時もあるし
どんなに大盛でも
ちゃんと食べきれる人がどんなものを食べようと
構わないんだけど。
多すぎず、足りなくなく
食べきった後にちょうどいい満足感。
こんな「ほどほど」がいいなぁ。
この「ほどほど」が難しいんだけどね。